0から始める浪人生活

ブログ以降しました

33話 風が強く吹いている

箱根駅伝について語ろう!

ということで、区間エントリーも発表され、いよいよ間近に迫った箱根駅伝について色々語ろうと思います。

マニアックな話をしても面白くないと思う方が大半だと思うので、前半は知識ゼロの人でもある程度理解できるよう、あまり詳しく語ることはせず、順位予想・シード圏予想をしてみたいと思います。


第97回箱根駅伝 順位予想

1位 青山学院大学

2位 東海大学

3位 駒澤大学

4位 明治大学

5位 早稲田大学

シード圏

帝京大学 中央大学 國學院大學 東洋大学 順天堂大学


去年の覇者である青山学院が駅伝で強いことは皆さんご存知だと思います。青山は今期あまり調子はよくないのですが、箱根へのピーキング(調子を合わせること)はピカイチなので、優勝と予想させていただきました。ちなみに、1〜5位は11月に行われた全日本大学駅伝で1〜5位に入った大学をそのまま挙げています。恐らくこの5大学がTOP5に入るのは固いんじゃないかなと思っております。前回3位の國學院は4年生が抜けた穴が大きく、4位の帝京は今期微妙で、5位の東京国際は主力選手のエントリー漏れが響き、シードすら危ういと思います。


注目ポイント

あまり駅伝に詳しくない人向けに、個人的な注目点を何個か挙げておきます。良かったら、参考にしてみてください。

一区の区間記録

一区の区間記録は佐藤悠基さん(東海大)が第83回大会で出したもので、現時点で最古の区間記録となっております。一区は集団走が基本となるのが区間新記録が中々生まれない要因なのかもしれません。ですが、高速レース化が進む現状、若しかすると今年記録更新があるかもしれません。一区でのエントリーが発表された、三浦(順天堂大)に注目です。

二区のエース対決

花の二区と呼ばれている二区では、12/29の区間エントリー発表時点でも名取(東海大)、田澤(駒澤大)、星(帝京大)、太田(早稲田大)など、各校のエースが集結しております。上位校は一区終了時点でそこまで大差がつくことはないので、二区でエースの火花散る争いを見ることが出来そうです。

箱根の鬼門、山

箱根駅伝といえば山です。山を制すものが箱根を制すとも言うように、山で爆走すると一気に優勝が近づいてきます。山の神と呼ばれた柏原竜二さん(東洋大)以来、五区を二年連続で区間賞を獲った選手はいないので、五区でのエントリーが発表された宮下(東洋大、昨年五区で区間賞)に期待がかかります。


ここからは少しばかり詳しく、箱根駅伝について色々と語っていきます。興味ない人はここで閉じてもらって構いません。ここまでのお付き合い、ありがとうございました。

 


順位予想について

青山を1位に挙げたのは、半分逆張りみたいなところがあります。中村が二区なのはほぼ確定だと思いますが、どこまでやれるのかは正直不安しかありません。吉田圭太の一区もそうです。去年を下回らない走りをしてくれれば一応及第点だとは思いますが、エースである以上は区間賞を獲るくらいの活躍をしてもらいたいところです。青山はゲームチェンジャーと呼べるだけの存在は強いて言えば神林くらいで、他区間でブレーキがあると優勝は厳しくなります。ただ、前評判が低い時の青山は何故か強いことが多いので、一位予想です。

東海は優勝予想をしてもよかったのですが、箱根未経験者が多いのが少し気になったので2位予想です。塩澤が恐らく一区で、名取が二区。磐石ですね。ただ、五区を走るであろう西田が今期微妙なので、去年のように差を広げられる走りをしてしまうと優勝が遠のきます。復路の面子を見る限り、どう転ぶかは当日にならないと分からない気もするので、そこが青山との差のなのかなと。青山は復路に岩見や飯田を投入出来るだけの余裕があるのが大きいですね。彼らがブレーキする可能性もありますが、過去に復路でいい走りをした選手が控えているのは大きいです。

全日本の覇者駒澤は、3位予想です。大砲田澤を二区に持ってきたということは二区でトップに立って以降は逃げ切りを狙うのでしょうが、青山東海の追撃をかわせるだけの選手層ではないと思います。去年のように一区で出遅れ、リカバリーに田澤を使うような展開になることだけは避けたいですね。

明治は4位予想です。全員のレベルは高いですが、エースと言える存在がいません。主力がほぼ全員エントリーに間に合ったのはデカいですが、鈴木聖人の調子が少し心配です。他大学がコケまくれば一気に優勝が見えてくると思いますが、地力ではいわゆる三強には劣るのかなと。

早稲田は少しばかり甘めにみての5位予想です。井川太田中谷と序盤で稼ぐ作戦なのでしょうが、それ以降が心配です。全日本でも太田より後を走った選手が貯金を食いつぶし、最終的には5位でした。どこまで粘れるかが勝負です。

帝京は遠藤大地次第ですかね。彼が去年と同じ位にちゃんと走ってくれればシードは確実です。ただ、去年よりいい順位を狙うのは厳しいと思います。

國學院もシードは固いと思いますが、トップ3入りは厳しいですね。藤木は一区で使うのでしょうか。浦野が抜け、山登りをどうするかが難しいですね。

東洋はシード争いだと思います。西山を何処で使うのか分かりませんが、彼は最近ずっとブレーキしかしていないのであまり頼りになりません。宮下がまた山で爆走してくれることを祈るしかありません。

東京国際も厳しいですね。伊藤が抜け、さらに多くの主力がエントリー漏れしました。ヴィンセントを二区で使うとして、一旦は首位には立てると思います。それ以降はチーム全体で粘るしかありません。シードギリギリの争いになりそうです。

中央は多分シード内に入ってきそうです。吉井の加入もあり、チームとして確実に去年よりレベルアップしました。吉井、三浦、森辺りがしっかり走り、山で失速することがなければシードは固いでしょう。

順天堂はシードギリギリの争いでしょうか。三浦が万全なら首位かそれに近い順位でタスキを持ってきてくれるはずです。それ以降は粘るのみです。もう1人のルーキー石井の奮起にも期待です。

 

区間新記録ついて

去年あれだけ新記録が樹立されたので、去年以上の区間新記録ラッシュになるということは考えにくいですが、それでもゼロになることはないと思います。個人的に可能性がありそうと思うのは一区、二区、五区、十区です。

一区は去年同様ハイペースな展開になれば十分有り得そうです。二区は田澤なら相澤超えができるかもしれません。もちろん、ヴィンセントが二区を走るのであれば、空前絶後の記録が出てもおかしくありません。五区は毎年のように記録が出ているので、今年も同じように記録が生まれそうです。十区はこれといった明確な根拠はありませんが、表彰台争い、シード圏争いをしているチームのアンカーが爆走すれば有り得るのかなと。

ここに逆に三区と六区はしばらくは記録更新は難しいでしょう。特に三区はハーフマラソンの世界記録レベルのとんでも記録なので、レベチな留学生が登場しない限りは更新は不可能でしょう。ヴィンセントはバケモンです。六区の館澤は最初の登りでぶっ飛ばすという常識をぶち壊す走りをしたので、こちらもしばらくは破られないことでしょう。小野田クラスの山下りの神が登場したら話は別ですが、彼と並ぶほどのスペシャリストも中々現れないと思います。

 


もっと語りたいことはたくさんあるのですが、流石に長すぎるのでここら辺で終いにします。

箱根駅伝が楽しみで仕方ありませんね。お正月は是非、箱根駅伝おうちで観て過ごしましょう。尚、自分は1/3から講習なので、復路は見ることができません。本当に悲しいです。

 


それでは今日はこの辺で。さようなら。